五日市中央教室の小川です。
新学期スタートから2週間が過ぎました。

中学・高校新1年生は、新しい環境でまだまだ戸惑うことの連続だと思います。
「中学のころが楽だったなぁ…」先程、高1生からそんな声を聞きました。
慣れるまでは本当に大変です。焦らず、折れず、目の前のことをしっかりこなしながら
一歩一歩前に進んでいってほしいと思います。

そして3年生は、何かにつけ「受験生」と言われる学年がスタートしました。
でも、すぐに「受験生らしく」などなれるはずもありません。
毎年、中3生・高3生と接し、受験生は「環境に育てられていくもの」だと思っています。

家庭で、学校で、塾で、友達や先生と話し、様々な受験情報を耳にしながら、
周りから受験生として扱われる中で少しずつ自覚が芽生え、
数か月かけて考え方・行動も徐々にそれらしくなっていき、顔つきも精悍に変わってきます。

しかし、中には入試近くなっても自覚が芽生えない困った生徒もいます。
ひやひやしている周囲の心配もどこ吹く風、
今大変な状態にあることに気づいていません。
まるで、崖の上にいる「よちよち歩きの子ども」のような…。

今年度周辺の公立高校入試は大変厳しいものでした。
現状を知らないまま、目を向けないままでいたために、
可能性を狭めてしまった受験生も大勢いたはずです。

そんな状況にならないためにも、私たちが道先案内人として、
強く手を握ってひっぱっていかなければならないと思います。

可能性を広げ、多くの選択肢が残せるように、
今年度は、できるだけ早いうちから「促す環境」を整えておく必要があると考えています。

私たちの考えるその具体的方法の一例については…
次回書きたいと思います。